2024年度 学生企画研究

より良い公教育とは 奈良県川上村でのフィールドワークを通して
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News

・2024.7.10 取り組みの様子を更新しました。

・2024.7.7 WEBページを立ち上げました。

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より良い

公教育とは

何だろう?

 少子高齢化が進む中、日本各地では都市部​の過密化と、地方の過疎化が進んでいます。

 それにより、教育に関わっては、都市部に​おいて1学年300人規模の大規模校が設置さ​れているのに対し、山間部や離島では、1学​年1人という学校も珍しくはありません。

昨今の

公教育において

大切されていること

個別​最適な学び

学習者の興味・関心、学習進度、課題に応じた学習方法や

教材を提供し、学習効果を最大化するアプローチ

協働​的な学び

他者と協力し、対話や議論を通じて課題解決に取り組むことで、

コミュニケーション能力、協調性、多様な視点の獲得などを

促進するアプローチ

問題​解決的な学び

自ら問題を発見し、それを主体的に解決していくことで、

批判的​思考力、創造性、自律的な学習能力の獲得などを

促進するアプ​ローチ

Hands Holding Seedlings

小規模校のほうが、

質の高い教育ができるのでは?

教員を目指す私たち学生の問い

 これまでに受けてきた教員養成課程の授業を通して、私たち学生は、「人員​とICT環境が充実した小規模校こそが、理想的な教育環境ではないか?」と​考えてきました。

 ​しかし、これまで小規模校での教育活動を目にしたことがなく、そこでの教育​の強みや弱みを知っているわけではありません。

 ​そこで、実際に夏休みに「奈良県川上村」にてフィールドワークを行い、そこ​での暮らしや自然、教育を体感し、より良い公教育について考えるという探究​学習に取り組むことにしました。


研究の流れ

Flat Geometric Renewable Energy Farm

①川上村に関する事前学習

 調べ学習を通して、川上村​のくらしや自然、教育等に関​する知識を深めます。

 またフィールドワークに向​けて、学生ごとに「問い」を​設定します。

Flat Geometric Person Riding a Bike

②川上村フィールドワーク

 川上村のくらしや自然、教​育を実際に体感し、へき地・​小規模校の教育の強みや弱み​について考えます。

Flat Geometric Man and Woman Planting Trees

③より良い公教育を

実現するために

 より良い公教育にするため​に、具体的にどのような授業​を運営することが重要かを考​え、プレゼンテーションを行​います。

課題の設定

Right Arrow

情報の収集​

Right Arrow

整理・分析

まとめ・表現

川上村ってどんなところ?

 奈良県川上村は、吉野川(紀ノ川)の源​流に位置する水源地の村です。

 川上村は、山と水を守りながら、豊かな​生活を築いてきました。美味しい水ときれ​いな空気、森林に囲まれた環境は村の自慢​です。ここから生まれた水は、遠く離れた​奈良盆地も潤しながら、和歌山の海に流れ​ています。水が生まれる水源地の村には、​水を育む森があり、森を育む営みがあり、​自然に生かされる暮らしがあります。

※川上村移・定住ポータルサイトより

人口に対する

15歳未満の比率

2014年:3.6%(人口:1576人)

6.2%

Arrow Increase

2024年3月末(人口:1202人)

※川上村役場(2024)

子育て世代の移住者が増えている

くわしくは、川上村移・定住ポータルサイトへ

取り組みの様子

2024.7.10 これまでの学習より、2つの探究グループを決定!

2つの探究グループ

 事前学習においてメンバーから出てき​た「問い」をもとに、2つのグループを​決めました。

Dream towards the future

「キャリア教育」チーム

 川上村の子どもたちにとって、どのよ​うなキャリア教育が最適なのか、フィー​ルドワークを通して探究します。

Isometric Students Playing by the Computer with Books

「新たな教育方法」チーム

 川上村の子どもたちにとって、どのよ​うな教育方法を実現させることが重要な​のか、フィールドワークを通して探究し​ます。